点字，触圧，指導法に関するワークショップ

科学研究費補助金特定領域研究(2)「点字触圧」研究協議会

■ 開催要項

1. 開催日：平成18年12月23日（土）13：00〜17：00
2. 開催場所：国立特殊教育総合研究所リエゾンオフィス （キャンパスイノベーションセンター東京内，東京都港区）

■ プログラム

1. 点字指導法のレビュー（PDFファイル59KB）（大内進＠国立特殊教育総合研究所）
   • 文部科学省，他動スライディング，道村，原田，管，日本点字図書館，機能的アプローチ
2. 点字触読時の触圧に関する研究のレビュー（PDFファイル51KB）（渡辺哲也＠国立特殊教育総合研究所）
   • Burklen，Yamashita，草島
3. 渡辺・大内らの研究紹介（PDFファイル207KB）（平成18年9月の視覚障害リハビリテーション研究発表会会場で配付した資料です）（渡辺）
4. 点字学習アンケート（パワーポイント形式PDFファイル83KB，テキストファイル2KB）（渡邊寛子・横山佳子＠福島県立盲学校）
   • 初学者は点字の点をつぶすくらい強く触るのか？
5. ディスカッション
   • リハビリテーション施設における点字の指導の現状
   • 触圧・運指の指導について

■ 参加状況

　15人が参加。そのうち半分がリハビリテーション施設・盲学校の方，ほかは大学・研究所の方（国立特殊教育総合研究所の職員3人を含む）。点字使用者は5人。接触力測定装置を準備して，参加した点字使用者の接触力も測定した。参加者全員が素直に意見を表明してくれて，有意義な会となった。

■ 参考文献

• Karl Bürklen: Touch reading of the blind, American Foundation for the Blind, 1932.
• Tokisuke Kusajima: Visual reading and tactile reading, American Foundation for the Blind, 1974.
• E. Yamashita and H. Matsumoto: The dependence of finger tip touch-pressure upon the condition of braille reading, Tohoku J. exp. Med., Vol.123, pp.221-225, 1977.
• 草島時介：点字読書と普通読書, 秀英出版, 東京, 1983.
• 進和枝，牟田口辰巳：点字触読導入法の比較, 日本特殊教育学会第43回大会発表論文集, p.647, 2006.
• 渡辺哲也, 大内進, 金子健, 山口俊光, 下条誠, 島田茂伸: 点字触読時の接触力-読みが速いと軽く，遅いと強いのか？-, ヒューマンインタフェースシンポジウム2006, pp.649-654, 倉敷, September 2006.

Last updated: 2007年9月26日
Copyright (C) 2006-2007 渡辺哲也