このワークショップには,視覚障害者5人を含む11人が参加を申し込んだ。会場には,触地図作成システム2セットを用意し,視覚障害者本人が自分でこのシステムを操作して触地図を作る体験をした。
下の2枚の写真は,左側がワークショップで参加者が触地図をさわる様子とそれを見る人たち,右側がワークショップで参加者が触地図をさわる様子と立体コピー機で発泡させている様子です。
 科研費の概略と,当所の研究・開発目標,触地図にテーマを絞った理由について話した。
 触地図作成システムの現在の機能について説明をした。今後必要とされるランドマーク機能ほかについて,数多くの質問と意見が寄せられた。
 最寄り駅から目的地までのラストワンマイルの情報としての地図の必要性,言葉による説明と比較したときの地図の非揮発性,視覚障害者が歩行時に活用する環境情報,などについて,利用者の観点から述べ,これらを踏まえて触地図に対するニーズを語った。
下の3枚の写真は,左から順にそれぞれ,渡辺,山口,南谷が発表をしている様子です。
 ロービジョンの人の地図に対するニーズについて,弱視者問題研究会会員を対象としたアンケート結果を紹介しながら説明してもらった。
 ワークショップの感想,システムへの要望について,視覚障害者,支援者それぞれの立場から話をしてもらった。また,地域で触地図を作成している団体や,地図製作会社の方からも,それぞれの取組について話をしていただいた。
下の2枚の写真は,左側が原氏が発表をする様子,右側が参加者が質問をする様子です。
 触地図作成システムに関する研究については,こちらのページをご覧下さい。
Last updated: 2009年8月21日
Copyright (C) 2009 渡辺哲也