ペン入力機能付き触覚グラフィックディスプレイ

‐電子レーズライタシステム‐

[English]

■ 概要

電子レーズライタシステム

 視覚障害児・者に図形情報を伝えるには,凸状に浮き上がった点や線で描かれた「触図」という図を手で触ってもらいます。この触図を視覚障害児・者自身が作るにはレーズライタと呼ばれる特殊な用紙が利用できますが,レーズライタでは1度描いた線を消すことができません。そこで再描画が可能な触覚グラフィックディスプレイを応用し,さらにこのディスプレイの上で直接入力できるペン装置を工夫することで,視覚障害児・者自身がレーズライタと同じ手順で使えて,しかも図形をリアルタイムに触りながら何度でも描いたり消したりできる「電子レーズライタシステム」を開発しました。

 このシステムを使えば,視覚障害児教育の現場では,教師が触覚教材を提示するだけでなく,児童・生徒の側から図形情報を発信する相互的な利用が可能となります。また,通信機能と組み合わせれば,離れた場所にいる人と図形を交えた会話ができると期待されます。

 筑波技術大学小林先生との共同研究です。

■ 発表論文(代表的なもののみ掲載)


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Last updated: 2007年 8月13日
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