■ 学会一覧
電子情報通信学会,ヒューマンインタフェース学会,感覚代行研究会に加え,今年はヨーロッパの支援技術会議(ICCHP 2008)の情報を紹介する。
(1)電子情報通信学会
電子情報通信学会の論文誌では視覚障害者支援に関する論文が2編掲載された。そのうちの1編は,音響式信号機にパラメトリックスピーカを使うことで,誘導効果を維持しながら環境騒音を減らす研究である1)。パラメトリックスピーカとは,人の耳に聞こえる音を超音波で変調する技術で,設定した狭い領域にだけ音を伝え,その周囲には音が漏れにくいという特徴を持つ。
もう1編は,オプタコンの振動特性をレーザ光を使って計測した研究である2)。計測の結果,指が触知ピンに接触している状態では,ピンの振動周波数が高くなるにつれてピンの振れ幅が小さくなることがわかった。計測結果を指の触受容器の特性と比べると,オプタコンによる読みには,従来考えられていたのとは別の触受容器が関与しているという推測に至った。新しい技術を使うことで得られた貴重な知見である。今後,この知見が,実用的な触覚ディスプレイ研究に結びつくことを期待したい。
電子情報通信学会の福祉情報工学研究会では26件の発表があった。それらを分類すると,移動支援が4件で最も多かった。その内容は,道路属性と利用者の嗜好を反映した移動経路選択ソフト,ランドマークを利用した位置案内システム,駅構内における歩行実験,音声による距離呈示方法の考察である。ほかにWebカメラを使った遠隔支援があり,これは移動支援にも応用できる。
スクリーンリーダ関連では,フォネティック読みの改良とグループウェア用音声ブラウザの開発が試みられている。スクリーンリーダの音声に関する基礎的な研究として, 4倍速音声の聴取における単語親密度教示の効果が報告された。視覚障害者に適したWeb上の音声認証方式(音声CAPTCHA)を開発する試みも興味深い。Webアクセシビリティに関しては,アクセシビリティ評価ツールを検証するテストスィートの開発,視覚障害者のWeb検索行動の観察,大規模なWebサイトの構造分析の3件が報告された。視覚障害者のパソコン・インターネット・携帯電話利用状況調査は筆者らが実施したもので,2002年以来5年ぶりの調査である。携帯電話のアクセシビリティへのニーズと期待が高い。点字楽譜に関する研究では,点字楽譜のデータベースが構築され,インターネットを介して電子楽譜の自動点訳ができるようになった。
NHK放送技術研究所の放送アクセシビリティに関する研究では,データ放送コンテンツのナビゲーション方法について,音声ナビゲーション/触覚ナビゲーション/触覚ディスプレイの操作性評価実験と,触覚ディスプレイへの点字の呈示方法について報告された。触覚ディスプレイで利用できる触図コンテンツをインターネット配信する試みもされている。
ロービジョン関係の研究は2件である。そのうちの1つでは,擬似的な視野狭窄状態で目標物を探すときの視線の動きを計測している。もう1つの研究は,拡大教科書のレイアウトを自動化する試みである。平成20年12月には文部科学省初等中等局から拡大教科書普及推進会議の第一次報告が出され,平成21年度以降,教科書発行会社が提供するデジタルデータは増加する見込みである。情報処理技術を活用した拡大教科書の効率的な作成が実現され,拡大教科書を必要とする児童生徒全員に,おのおのの見えに応じた教科書が短期間で届けられるようになることを願いたい。
ほかに,指点字の非言語情報処理に関する基礎的研究と,視覚障害者への身体運動教示法についての発表もあった。
(2)ヒューマンインタフェース学会
ヒューマンインタフェースシンポジウムは同学会の年次全国大会にあたる。このシンポジウムにおける視覚障害者支援関連の発表件数は2007年の18件から2008年は6件へと減少した。それらをテーマによって3種に分類した。まず,情報技術関連では,録音した講義へのマーク付けによる学習支援と,振動刺激による文字提示法の提案が報告された。次に,環境の知覚に関する検討は2件あった。そのうち1件は白杖を用い,もう1件はCyARMと呼ばれる電子機器を用いている。CyARMは,腕の屈伸の度合で対象物との距離を伝える環境知覚デバイスである。ローテクとハイテクという違いはあるが,どちらも利用者の対象物への働きかけ(杖で叩く,機器を振る)を重視している点が面白い。3番目に,見えにくさを模擬するシステムが2種類提案された。1つは,ディスプレイ画面上の注視点の位置に黒点を表示することで中心暗点を模擬するシステムである。もう1つは,カメラ撮影した画像を高齢者の色覚特性に応じて色付けし直すシステムである。
論文誌では,視覚障害者と晴眼者の音源定位特性の差異と,指点字通訳における感情伝達に関する論文が掲載された。
「触覚インタラクションとアクセシビリティ」を特集テーマとした研究会では,触覚による形状弁別・空間認知に関する基礎実験と,牽引力錯覚を利用した誘導法について報告された。
(3)感覚代行シンポジウム
毎年12月初めに開催している感覚代行シンポジウムは2008年で34回目を数える。このシンポジウムは,視覚障害者支援に関する研究発表が多いのが特徴である。講演論文集に記録のある一般講演20件と特別講演2件の合計22件のうち実に20件が触覚や聴覚を活用した視覚障害者支援,及びこれに係る基礎的検討であった。
最も多い研究テーマは移動支援である。機器開発としては,蛍光灯通信による屋内音声案内,ビーム音波による誘導,誘導車いす,そして超音波移動支援機器開発のための基礎研究に関する発表があった。視覚障害者の知覚や歩行能力を評価し,機器の開発や訓練に活用しようという研究では,案内音の定位,時間評価を用いた歩行スキルの評価,聴空間認知能力の訓練という演題があった。視覚障害者の歩行に不可欠とされるメンタルマップの存在とその獲得方法に関する考察も報告された。
移動支援以外の演題を見ると,触覚に関する実際的なテーマとして,携帯電話の凸記号と触知案内図の触知記号の識別容易性が評価された。触覚の基礎研究では,視触覚統合と受動的な腕運動時の幅知覚が検討された。情報処理関係の演題は少なく,点字入力練習プログラムの開発のみであった。盲ろう者向けでは,2点式体表点字による電話と,触覚で音程を調整させる歌唱支援装置の2件が発表された。ほかに,展示物の音声ガイドの試作について報告された。
特別講演2件が興味を引いたので紹介する。1件目は,遺伝子導入による視機能再建の可能性である3)。失明原因上位のうち糖尿病性網膜症,網膜色素変性症,加齢黄斑変性では,視神経は残存するが,光受容細胞が損傷を受けている。そこで,緑藻類の光受容タンパク質を作り出す遺伝子(チャネルロドプシン2遺伝子)を網膜細胞に入れて,光受容細胞を再構築しようという試みである。視細胞が消失したラットにこの遺伝子を運ぶ担い手(ベクター)を注入したところ,視神経細胞の30%に光受容タンパクができ,光に対する神経出力が見られ,画像刺激をラットが「見る」ような動作が観察された。ヒトへの応用までには,ベクターの副作用の確認,サルでの臨床試験など課題が山積しているが,大いに期待したい分子生物学的研究である。
2件目の特別講演は、色弱模擬眼鏡の開発と実用化である4)。カラーユニバーサルデザインの現状と,色弱模擬フィルタの設計ポイントが分かりやすく説明された。この模擬眼鏡は一般に入手可能であり,公共空間のユニバーサルデザイン構築に活用されている。
(4)ICCHP 2008
ICCHPの正式名称は,International Conference on Computers Helping People with Special Needsであり,障害児・者,高齢者のためのコンピュータの活用を取り扱っている。主管校のあるオーストリアとドイツ,及びその周辺国において隔年で開催されている。第11回目の会議となる2008年は,オーストリアのリンツ大学で開かれた。視覚障害者支援に関して3日間で78件もの発表があった。その中から興味深い発表をいくつか紹介する。
ドイツのドレスデン工科大学が紹介したBrailleDis 9000は,縦60×横120,合計7200本のピンからなる触覚ディスプレイである5)。その最大の特徴は,ディスプレイ面が手指の接触状況を捉える入力面となっていることである。触れている箇所はすべて検出できるマルチタッチ触覚ディスプレイである。ソフトの作り込み次第で,触覚オブジェクトのクリックやドラッグ,画面のスイープなど,視覚障害者が触知グラフィック情報を自在に操作できるようになると期待される。
BrailleDis 9000同様に指の接触を検出できるのが,ドイツのハンディーテック社の検知式点字ディスプレイである6)。点字セルのピンにかかる力をリアルタイムで検出する。複数の指が同時に触れていても検出可能である。点字に触れている指の位置計測データをもとに様々な応用が考えられる。優れた点字読者向けには,テキストを早送りするスクロール読み,読み位置の文字の属性(字体,文字サイズ,フォント)の音声読み上げ,読み位置へのカーソルの移動などが可能となる。点字初心者向けには,読み位置の文字や単語を音声読み上げすることで点字学習の支援ができる。ピンへの接触力や手の動かし方と読み能力の関係を調べる実験にも使えるだろう。マルチタッチ触覚ディスプレイとともに,早く一般に入手可能になることが望まれる。
化学式へのアクセスは,日本では取り上げられることが少ないテーマである。1980年代半ばに国際基督教大学の理学部で全盲の学生が学んだときは,まだコンピュータで化学式を扱う時代ではなかった。近年では,化学構造式エディタXyMTeXを使って式を入力し,これをコンパイルして得られた化学式画像を触覚ディスプレイへ表示する試みがなされている。ICCHPにおける報告は,視覚障害者の化学式へのアクセスの難しさと現在利用可能な技術について述べた後,ChemnavigatorというXMLベースの言語の機能を紹介している7)。
Linux用スクリーンリーダSUE(Screenreader Usability Extention)は,既存のスクリーンリーダLSR(Linux Screen Reader)の技術をベースにし,更に別のスクリーンリーダORCAの反応速度の速さなどをモデルとしながら,職場環境で利用可能な実用的なソフトウェアを目指したプロジェクトである8)。このプロジェクトはドイツ連邦労働社会省から資金を受け,2009年末まで続けられる予定である。職場で広く使われるアプリケーションソフト‐テキストエディタ,表計算,電子メール,Webブラウザ,それにプレゼンテーション,データベース,PDF閲覧‐への対応の度合と,ソフトウェア学習の容易さが実用化への鍵であろう。
詳しく説明した論文と発表についてのみ,下記に出典を示す。講演論文集の入手については各学会/研究会にお問い合わせ頂きたい。
【文献】
- 大森清博・北山一郎・鎌倉友男・酒井新一,パラメトリックスピーカ及び補助スピーカを用いた音響式信号機の歩行誘導特性評価に関する研究,電子情報通信学会論文誌A,Vol.J91-A,No.12 1174-1180.
- 島田茂伸・篠原正美・安彦成泰・下条誠,オプタコンの機械特性と人間の触覚特性との適合度に関する研究, 電子情報通信学会論文誌D,Vol.J91-D,No.5,1296-1304.
- 富田浩史・菅野江里子・砂金ひとみ・廣井照・太田絵美・玉井信,チャネルロドプシン2遺伝子を用いた視機能再建の可能性,第34回感覚代行シンポジウム,21-24.
- 篠森敬三,色弱模擬眼鏡による色弱シミュレーション‐カラーユニバーサルデザインと擬似的シミュレーション‐,第34回感覚代行シンポジウム,67-70.
- Thorsten Vokel, Gerhard Weber, and Ultich Baumann, Tactile Graphics Revised: The Novel BrailleDis 9000 Pin-Matrix Device with Multitouch Input, Proc. of ICCHP 2008, 835-842.
- Siegfried Kipke, Sensitive Braille Display with ATC Technology(Active Tactile Control) as a Tool for Learning Braille, Proc. of ICCHP 2008, 843-850.
- Federsel Stephan and Klaus Miesenberger, Chemical Workbench for Blind People - Accessing the Structure of Chemical Formula, Proc. of ICCHP 2008, 953-960.
- Andrea Gaal, Gerhard Jaworek, Joachim Klaus, Martina Weicht, Frank Zenker, Ilvio Bruder, Antje Dusterhoft, and Andres Heuer, Toward an Open Source Screen Reader: Screenreader Usability Extensions (SUE), Proc. of ICCHP 2008, 797-800.
インターネット情報
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和文論文誌
- 島田茂伸, 篠原正美, 安彦成泰, 下条誠, オプタコンの機械特性と人間の触覚特性との適合度に関する研究, 電子情報通信学会論文誌D, Vol.J91-D, No.5, pp.1296-1304, May 2008.
- 大森清博, 北山一郎, 鎌倉友男, 酒井新一, パラメトリックスピーカ及び補助スピーカを用いた音響式信号機の歩行誘導特性評価に関する研究, 電子情報通信学会論文誌A, Vol.J91-A, No.12, pp.1174-1180, December 2008.
福祉情報工学研究会
2008年1月
- 梅垣正宏, 濱田英雄, Webアクセシビリティ評価ツール検証のためのテストスィーツ開発, 電子情報通信学会技術研究報告, WIT2007-67, January 2008.
- 揚村敬子, 吉永幸靖, 藤村直美, 視覚障害者遠隔支援システムの開発, 電子情報通信学会技術研究報告, WIT2007-78, January 2008.
- 河面勇太郎, 前田義信, 移動経路選択ソフトウェアにおけるランドマーク経由型経路推定機能の追加, 電子情報通信学会技術研究報告, WIT2007-81, January 2008.
- 中島宏樹, 鎌田一雄, 今井達二己, 盲人の歩行に関する実験的考察, 電子情報通信学会技術研究報告, WIT2007-83, January 2008.
- 近藤武夫, 大河内直之, 福島智, 指点字の通訳・読解における非言語情報処理, 電子情報通信学会技術研究報告, WIT2007-84, January 2008.
- 阿部亮介, 田村直良, 後藤敏行, 点字楽譜データベースの構築と自動点訳システムとの連携, 電子情報通信学会技術研究報告, WIT2007-85, January 2008.
2008年3月
- 視覚障害者の歩行誘導を目的とした音声による距離呈示に関する研究, 電子情報通信学会技術研究報告, 和田親宗, 永島裕二, WIT2007-90, March 2008.
- 視覚障害者用スクリーンリーダのフォネティック読みに関する研究 〜中学生の利用を考慮した説明単語の選定〜, 電子情報通信学会技術研究報告, 渡辺哲也, 佐々木朋美, 青木成美, 永井伸幸, WIT2007-91, March 2008.
- 視野狭窄状態における視線追跡実験, 杉森公一, 木村 剛, 川辺弘之, 下村有子, 電子情報通信学会技術研究報告, WIT2007-92, March 2008.
- 視覚障害者向けデジタル放送受信提示システムとアクセシビリティ評価, 電子情報通信学会技術研究報告, 坂井忠裕, 半田拓也, 松村欣司, 大槻一博, 御園政光, 森田寿哉, 鹿喰善明, 伊藤崇之, 伊福部達, WIT2007-93, March 2008.
- 触覚ディスプレイにおける点字の提示手法, 電子情報通信学会技術研究報告, 半田拓也, 坂井忠裕, 御園政光, 森田寿哉, 伊藤崇之, WIT2007-94, March 2008.
- 視覚障害者のための身体運動学習支援システム, 電子情報通信学会技術研究報告, 出原立子, 伊藤孝文, 大杉勇介, 高井雄大, 青木隆, 永瀬宏, WIT2007-95, March 2008.
- 拡大教科書作成のための文脈構造を考慮したレイアウト最適化, 電子情報通信学会技術研究報告, 辰巳格, 波部斉, 木戸出正継, WIT2007-96, March 2008.
2008年5月
- 田中隆一, 三輪利春, 尾島栄子, 触覚ディスプレイによるインターネットを介した触図情報提供手法の開発〜視覚障害者のための新しい図形情報の提供と認識〜, 電子情報通信学会技術研究報告, WIT2008-1, May 2008.
- 渡辺哲也, 宮城愛美, 南谷和範, 長岡英司, 視覚障害者のパソコン利用状況調査2007, 電子情報通信学会技術研究報告, WIT2008-2, May 2008.
- 宮城愛美, 渡辺哲也, 南谷和範, 長岡英司, 視覚障害者のインターネット利用状況調査2007, 電子情報通信学会技術研究報告, WIT2008-3, May 2008.
- 南谷和範, 渡辺哲也, 宮城愛美, 長岡英司, 視覚障害者のICT利用率推定のための電話調査, 電子情報通信学会技術研究報告, WIT2008-4, May 2008.
- 飯塚潤一, 岡本明, 堀内靖雄, 市川熹, 視覚障害者のウェブサイトの検索行動に関する考察, 電子情報通信学会技術研究報告, WIT2008-5, May 2008.
2008年7月
- 小西孝史, 前田義信, 田野英一, 牧野秀夫, 視覚障害者用位置情報提供システムにおける案内情報提供方式, 電子情報通信学会技術研究報告, WIT2008-24, July 2008.
- 渡辺哲也, 佐々木朋美, 青木成美, 永井伸幸, 視覚障害者用スクリーンリーダのフォネティック読みに関する研究 〜 小学生の語彙を考慮した仮名説明単語の選定, 電子情報通信学会技術研究報告, WIT2008-25, July 2008.
- 大瀧万希子, 堀内靖雄, 西田昌史, 黒岩眞吾, Webページ間の関係に着目した大規模サイトの構造化の調査 〜 音声ブラウザ利用におけるアクセシビリティの検討 〜, 電子情報通信学会技術研究報告, WIT2008-26, July 2008.
- 後藤敏行, 山田慎也, 田村直良, ネットワーク経由で電子楽譜から点字楽譜を生成する自動翻訳システム, 電子情報通信学会技術研究報告, WIT2008-27, July 2008.
2008年10月
視覚障害者支援に関する発表はありませんでした。
2008年12月
- 杉本雅彦, 庄内慶一, 伊東一典, 清水道夫, 触覚と聴覚を利用した視覚障がい者用図形入力インタフェースにおける入力支援, 電子情報通信学会技術研究報告, WIT2008-52, December 2008.
- 小林真, 視覚障害学生のためのグループウェア用音声ブラウザVoBG, 電子情報通信学会技術研究報告, WIT2008-53, December 2008.
- 福岡千尋, 西本卓也, 渡辺隆行, 音韻修復効果を用いた音声CAPTCHAの検討, 電子情報通信学会技術研究報告, WIT2008-54, December 2008.
- 瀬川亜希, 西本卓也, 渡辺隆行, 超早口音声の聴取における単語親密度の教示効果, 電子情報通信学会技術研究報告, WIT2008-55, December 2008.
ヒューマンインタフェース学会研究会と共催。同研究会のリストもご参照下さい。
電子情報通信学会 福祉情報工学研究会については研究会のWebサイトをご覧ください。
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論文誌
- 藤井厚紀, 大杉雄大, 中村孝文, 杉浦敏文, 田内雅規, 3種の指示インタフェースを用いて計測した視覚障害者と晴眼者の音源定位特性の差異について, ヒューマンインタフェース学会論文誌, Vol.10, No.3, pp.79-90, August 2008.
特集論文「コミュニケーション支援III」
- 松田康広, 佐久間一郎, 神保泰彦, 小林英津子, 荒船龍彦, 磯村恒, 皮膚接触コミュニケーションにおける感情伝達に関する研究〜指点字通訳者による感情表現実験〜, ヒューマンインタフェース学会論文誌, Vol.10, No.4, pp.33-42, November 2008.
研究会
- Kwok, Misa Grace, 手掌部触覚における空間認知特性に関する実験的検討, ヒューマンインタフェース学会研究報告集, Vol.10, No.3, pp.7-8, Augsut 2008.
- 雨宮智浩, 杉山久, 牽引力錯覚を利用した視覚障がい者避難用力覚コンパスの設計, ヒューマンインタフェース学会研究報告集, Vol.10, No.3, pp.9-14, Augsut 2008.
- 永野義昌, 永瀬宏, 平山亮, 山岸芳夫, Moodleをベースとする視聴覚障害者に配慮した教育システム, ヒューマンインタフェース学会研究報告集, Vol.10, No.6, pp.17-20, December 2008.
シンポジウム 2008
- 布川清彦, 井野秀一, 伊福部達, 白杖を用いた対象の知覚に関する基礎的検討, ヒューマンインタフェースシンポジウム2008論文集, pp.-, September 2008.
- 岡嶋克典, 神戸秀, 村上和也, 荒井観, 小田将史 , カラーユニバーサルデザインのためのヒューマンインタフェース評価システム, ヒューマンインタフェースシンポジウム2008論文集, pp.-, September 2008.
- 平崎里沙, 清田公保, 伊藤和之, 中途視覚障害者の講義による学習のための支援システムの検討,
ヒューマンインタフェースシンポジウム2008論文集, pp.-, September 2008.
- 吉田憲司, 宮川道夫, 前田義信, 中心暗点シミュレータの開発とその応用可能性について,
ヒューマンインタフェースシンポジウム2008論文集, pp.-, September 2008.
- 水野亮, 伊藤精英, 小野哲雄, 秋田純一, 小松孝徳, 岡本誠, CyARMによる形状知覚のための身体動作,
ヒューマンインタフェースシンポジウム2008論文集, pp.-, September 2008.
- 荒井観, 山口泰優, 小田将史, 岡嶋克典, 振動刺激による文字表現, ヒューマンインタフェースシンポジウム2008論文集, pp.-, September 2008.
ヒューマンインタフェース学会について詳しくは同学会のWebサイトをご覧ください。
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講演論文集
- 佐藤洋, 森本政之, 佐藤逸人, 音案内の種類と方向定位及び方向同定時間との関係 ―騒音下における様々な聴力の視覚障がい者による実験―, 日本音響学会2008年秋季研究発表会講演論文集, 2-7-1, September 2008.
- 上田麻理, 平栗靖浩, 藤本一寿, 視覚障害者のための傘の降雨騒音低減に関する基礎的検討, 日本音響学会2008年秋季研究発表会講演論文集,
2-7-2, September 2008.
- 柳原崇男, 上田麻理, 視覚障害者の慣行のあり方と音観光の提案, 日本音響学会2008年秋季研究発表会講演論文集, 2-7-3, September 2008.
- 西本卓也, 瀬川亜希, 渡辺隆行, 超早口音声の聴取訓練における単語親密度とメンタルワークロードの検討,
日本音響学会2008年秋季研究発表会講演論文集, 2-7-6, September 2008.
- 濱口祐介, 馬場崇嘉, 為末隆弘, 伊東一典, 橋本昌巳, 香山瑞枝, 清水道夫, 杉本雅彦, 視覚障がい者用PC教育支援のための聴覚と触覚によるボードゲーム用インタフェースの検討, 日本音響学会2008年秋季研究発表会講演論文集, 2-7-7, September 2008.
- 田中良広, 視覚障害教育における「音」の活用, 日本音響学会2008年秋季研究発表会講演論文集, 2-7-9, September 2008.
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論文誌
日本バーチャルリアリティ学会第12回大会
日本バーチャルリアリティ学会について詳しくは同学会のWebサイトをご覧ください。
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第34回大会
- 展示物のタッチセンサー音声ガイドの試作
青田充喜, 佐藤伸悟, 横山和士, 内山春雄, 池上祐司, 渡辺泰成, 第34回感覚代行シンポジウム, pp.1-3, December 2008.
- 蛍光灯通信を用いた屋内音声案内方式に関する検討
富口真行, 牧野秀夫, 鈴木祥之, 伏見竜, 長添和史, 第34回感覚代行シンポジウム, pp.5-8, December 2008.
- 次世代インテリジェント車いす「ひとみ」の走行精度について
森英雄, 神山洋一, 第34回感覚代行シンポジウム, pp.13-16, December 2008.
- 音声ガイドを用いた点字入力練習プログラムの開発 1
鎌田泰孝, 早坂匡, 第34回感覚代行シンポジウム, pp.17-20, December 2008.
- (特別講演)チャネルロドプシン2遺伝子を用いた視機能再建の可能性
富田浩史, 菅野江里子, 砂金ひとみ, 廣井照, 太田絵美, 玉井信, 第34回感覚代行シンポジウム, pp.21-24, December 2008.
- 視触覚統合に及ぼす空間的注意の影響
和田裕一, 第34回感覚代行シンポジウム, pp.29-32, December 2008.
- 手のひら上の幅知覚における受動的な腕運動の影響
渡邊淳司, 安藤英由樹, 葭田貴子, 和氣典二, 和氣洋美, 第34回感覚代行シンポジウム, pp.33-36, December 2008.
- 携帯電話における凸記号が操作性に及ぼす影響に関する研究
豊田航, 大江裕文, 上妻祐一朗, 土井幸輝, 和田勉, 藤本浩志, 第34回感覚代行シンポジウム, pp.39-42, December 2008.
- 触知暦に着目した輪郭型・塗り潰し型触知記号の識別容易性評価に関する研究
土井幸輝, 和田勉, 藤本浩志, 佐川賢, 篠原正美, 第34回感覚代行シンポジウム, pp.43-46, December 2008.
- Pocket B-brllによる盲ろう電話の開発
大墳聡, 佐々木信之, 長谷川貞夫, 庵悟, 原川哲美, 第34回感覚代行シンポジウム, pp.47-50, December 2008.
- 盲ろう者・聴覚障害者の歌唱支援のための触覚フィードバックによる音声ピッチ制御
坂尻正次, 三好茂樹, 伊福部達, 第34回感覚代行シンポジウム, pp.51-54, December 2008.
- 視覚障害と地図(2)
−メンタルマップの実在性とその構成と機能−
御旅屋肇, 第34回感覚代行シンポジウム, pp.55-58, December 2008.
- 時間評価を二次課題とした視覚障害者の歩行スキル評価
越智崇文, 水野夏海, 横山将司, 近藤大史, 野口拓也, 中川幸士, 大倉元宏, 第34回感覚代行シンポジウム, pp.59-62, December 2008.
- 広範囲電子的測位による3次元音響を用いた視覚障害者の聴覚空間認知訓練の可能性(第2報)
関喜一, 岩谷幸雄, 千葉武尊, 矢入聡, 大谷真, 大内誠, 棟方哲弥, 水戸部一孝, 本多明生, 第34回感覚代行シンポジウム, pp.63-66, December 2008.
- (特別講演)色弱模擬眼鏡による色弱シミュレーション
-カラーユニバーサルデザインと擬似的シミュレーション-
篠森敬三, 第34回感覚代行シンポジウム, pp.67-70, December 2008.
- 視覚障害者のための超音波移動支援機器に関する基礎研究
三浦貴大, 村岡輝雄, 伊福部達, 第34回感覚代行シンポジウム, pp.73-76, December 2008.
- ビーム音波による歩行誘導
米澤義道, 第34回感覚代行シンポジウム, pp.77-80, December 2008.
- 片耳マスキングが視覚情報制限下における直進歩行に及ぼす影響
碇直史, 越智崇文, 大倉元宏, 第34回感覚代行シンポジウム, pp.81-84, December 2008.
- 音案内の種類と方向定位及び方向同定時間との関係
−騒音下における様々な聴力の視覚障がい者による実験−
佐藤洋, 森本政之, 佐藤逸人, 第34回感覚代行シンポジウム, pp.85-88, December 2008.
- 公共空間における音案内の音源定位特性
関喜一, 佐藤洋, 倉片憲治, 松下一馬, 第34回感覚代行シンポジウム, pp.89-92, December 2008.
 視覚障害者への応用を目的としていない視覚・聴覚・触覚に関する基礎的な研究も掲載しました。
 感覚代行シンポジウムについて詳しくは感覚代行研究会のWebサイトをご覧ください。
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視覚障害者支援に関して3日間で78件もの発表がありました。
- Donal Fitzpatrick, and Declan McMullen, Distance Learning of Graphically Intensive Material for Visually Imapaired Students, Proc. of ICCHP 2008, pp.219-225, July, 2008.
- Marco Arrigo, Gaspare Novara, and Giovanni Cipri, M-Learning Accessibility Design: A Case Study, Proc. of ICCHP 2008, pp.226-233, July, 2008.
- Geza Nemeth, Gabor Olaszy, Matyas Bartalis, and Geza Kiss, Automated Drug Information System for Aged and Visually Imapired Persons, Proc. of ICCHP 2008, pp.238-241, July, 2008.
- Elia Contini, Barbara Leporini, and Fabio Paterno, A Semi-automatic Support to Adapt E-Documents in an Accessible and Usable Format for Vision Imapaired Users, Proc. of ICCHP 2008, pp.242-249, July, 2008.
- Elisa Rubegni, Paolo Paolini, Alberto Terragni, and Stefano Vaghi, Accessibility for Blind Users: Innovative Framework, Proc. of ICCHP 2008, pp.250-257, July, 2008.
- Miriam Eileen, Kirsten Ribu, and Morten Tollefsen, DAISY -Universally Designed? Prototyping an Approach Measureing Universal Design, Proc. of ICCHP 2008, pp.268-275, July, 2008.
- Jan Engelen, Modern Digital Libraries, the Case of the Audio-Book Boom, Proc. of ICCHP 2008, pp.284-290, July, 2008.
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ICCHPについて詳しくはICCHPのWebサイトをご覧ください。
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