■ 学会等一覧
音声による視覚障害者のパソコン及びインターネット利用が一般的となった今,両者の間をつなぐ音声インタフェースの改善が研究領域として広がりを見せている。漢字を説明する「詳細読み」の改善に関しては,特総研が説明表現の語彙と親密度に注目しているのに対して1),千葉大では漢字の意味情報を用いた仮名漢字変換手法を提案している2)。情報取得の効率を上げるため音声を最高速に設定している視覚障害者は多い3)。既存の最高速を超えてどの程度の速さまで音声を聴取可能かを調べる実験が行われ,その結果に基づいた音声合成システムの改良が東大を中心に進められている4),5)。ほかに,表の読み上げ手法に関する考察6),視覚障害者によるプレゼンテーションソフトの利用状況7),Web利用環境の実際的調査8)なども,実用に近い研究としてその進展と成果の波及が望まれる。
聴覚による空間認知能力を活用する研究では,聴覚ゲームへの応用9),10),歩行環境の認知11),環境認知能力の訓練12)があった。聴覚ゲームには二つのグループが取り組んでおり,いずれも仮想音源を用いて提示される標的をプレーヤがハンマで叩き落とすものである。東北大研究は既に製品化まで進んだ。一方,芝浦工大では音の種類によるプレーヤの成績を調べている。
触覚ポインティング操作の実用性を調べる研究が行われている。電通大では,視覚障害者に触覚ディスプレイ上でポインティングとスクロール操作を行わせ,キー操作と操作性を比較した13)。NHK放送技研では,点接触型触力覚提示装置を使って3次元ポインティング操作を行わせた14)。なお,触覚関係は感覚代行分野での発表が多いのでそちらを参照されたい。
継続して行われている研究として,筑波技大・九州大による科学文書読み取りシステムと15),日大による数式読み上げシステムがある16)。両者はInftyProjectのサブ課題であり,その一部は既に製品あるいはフリーソフトとして実用化されている。数式読み上げシステムに触覚ディスプレイを組み込んで,利用性の向上が図られている。横国大では点字楽譜自動生成システムの改良を進めている17)。
情報アクセシビリティとユニバーサルデザインの観点から,色の視認性に関する研究が増えている。見やすい背景色と文字色の組み合わせを実験的に調べた研究や18),色覚障害に考慮して,また輝度比の観点から見やすい色の組み合わせを自動的に生成するシステムが開発されている19),20),21)。視覚を用いた新しい研究では,注視点情報を拡大読書器に応用しようという試みがあった22)。
- 渡辺哲也・渡辺文治・岡田伸一・山口俊光・大杉成喜・澤田真弓、2005、スクリーンリーダの漢字詳細読みに関する研究−試作した詳細読みによる漢字書き取り調査−、電子情報通信学会技術研究報告、WIT2005-47.
- 西田昌史・堀内靖雄・市川熹、2005、視覚障害者のための意味情報に基づく仮名漢字変換、電子情報通信学会技術研究報告、WIT2005-23.
- 渡辺哲也, 視覚障害者用スクリーンリーダの速度・ピッチ・性別の設定状況, 電子情報通信学会論文誌D-I, Vol.J88-D-I, No.8, pp.1257-1260, August 2005.
- 浅川智恵子, 高木啓伸, 井野秀一, 伊福部達,視覚障害者への音声提示における最適・最高速度,ヒューマンインタフェース学会論文誌,Vol.7 No.1 2005.
- 大島一恵・西本卓也・渡辺隆行、2005、視覚障害者用早口合成音声による慣れの効果、電子情報通信学会技術研究報告、WIT2005-43.
- 松永充弘・大森久美子・堀晋久・菅原昌平、2005、音声による表の読み上げ手法に関する一提案、電子情報通信学会技術研究報告、WIT2005-24.
- 長岡英司・加藤宏・大武信之・藤井亮輔・金堀利洋・小野瀬正美、2005、重度視覚障害者によるプレゼンテーションの現状、電子情報通信学会技術研究報告、WIT2004-64.
- 渡辺隆行・梅垣正宏・植木真・安藤昌也・表あい・村岡雅子、2005、日本の視覚障害者用ウェブ利用ソフトの機能調査、ヒューマンインタフェース学会研究報告集、Vol.7、No.5、27-32.
- 鈴木陽一・岩谷幸雄・大内誠、2005、[特別講演]高精度仮想聴覚ディスプレイの構築とその視覚障害者応用、電子情報通信学会技術研究報告、WIT2005-36.
- 石井宏長・印出政矢・大倉典子、2005、視覚障碍者向けゲームの開発、ヒューマンインタフェース学会研究報告集、Vol.7、No.5、23-26.
- 中野泰志・井手口範男・布川清彦・金沢真理、2005、視覚障害者の路地横断における車両音の効果−ハイブリッド車とガソリン車の音響比較−、ヒューマンインタフェースシンポジウム2005論文集、523-528.
- 塩瀬隆之・伊藤精英・間々田和彦・Shigueo Nomura・土永将慶・野島弥一・川上浩司・片井修、2005、2つの移動音源間の横断可能性知覚訓練システム、ヒューマンインタフェースシンポジウム2005論文集、257-260.
- 谷井通世・篠原正美・下条誠・島田茂伸・清水豊、2005、重度視覚障害者用ダイレクトマニピュレーション型触覚ディスプレイの操作特性、ヒューマンインタフェースシンポジウム2005論文集、237-240.
- 鈴木百合子・坂井忠、2005、触力覚提示装置による3次元仮想空間のポインティングにおける提示法の検討、ヒューマンインタフェースシンポジウム2005論文集、809-812.
- 金堀利洋・鈴木昌和、2005、視覚障害者のためのPDF科学技術文書読み取りシステム、電子情報通信学会技術研究報告、WIT2005-2.
- 駒田智彦・山口雄仁・川根深・鈴木昌和、2005、音声インターフェースと触覚ディスプレーを組み合わせた視覚障害者の新たな科学情報利用環境、電子情報通信学会技術研究報告、WIT2005-45.
- 後藤大輔・田村直良・後藤敏行・飯田浩平・倉林有、2005、楽譜記述言語MusicXMLから点字楽譜を生成する自動翻訳システム、電子情報通信学会技術研究報告、WIT2005-48.
- 齋藤大輔・斎藤恵一・納富一宏・斎藤正男, 黒色背景と白色背景でのWebセーフカラーの視認性, FIT 2005, 257-258.
- 神宮司雄祐・渡辺喜道、2005、色の組合せに基づくアクセシビリティ向上のためのWebページ閲覧支援ツール、電子情報通信学会技術研究報告、WIT2005-1.
- 神祐介・村上存、2005、多様な色覚特性に対する識別性を考慮した色のユニバーサルデザイン手法、ヒューマンインタフェースシンポジウム2005論文集、244-248.
- クーパーエリック・山本宏紀・松山高明・福永義昭・亀井且有・篠田博之、2005、カラーバリアフリーウェブページデザインのためのデザイン構成を保持する色彩再配置システム、ヒューマンインタフェースシンポジウム2005論文集、249-252.
- 前田義信・小熊隆史・石黒隆志・宮川道夫・玉木徹・堀潤一、2005、注視点追跡機能を有する電子拡大読書器の検討、ヒューマンインタフェースシンポジウム2005論文集、241-244.
この稿では、教育・リハビリテーション部門の視覚障害者の情報アクセス技能の向上に関連する研究を中心に述べる。教育や指導法、教材やテキストに関するもの、機器や支援システムの開発、基礎研究等が主なテーマである。
日本特殊教育学会では、重複障害関連を除く約30題中12題ほどがこれに該当する。今年度も、視覚障害児・者に触覚を通して図や立体などの情報を伝えることに関する研究が多くみられた1)〜5)。また、算数教科書に関して文部科学省著作教科書と通常学級で学ぶ盲児が実際に使用したボランティア作成の教科書との図の違いに関する研究などもあった6)。また、点字に関する研究もわずかながらあり、過去に発行された盲学校の国語点字教科書の触読導入教材に関する研究7)や、司法試験に関して解答時間に必要な時間延長率やデイジーを使用する方式の提案8)等の発表もあった。視覚障害学生に必要な資料を即座に提供するための研究9)もあり、これまでの点字・点図だけではなく、電子データなどの必要性が高まっている状況が報告された。PCに関連しては、小学3年の盲児に対する指導事例10)や視覚障害者用スクリーンリーダで使用されている漢字(第1水準)の詳細読みに関する報告11)12)などがあった。
弱視教育42巻4号〜43巻3号(日本弱視教育研究会2005)では、12題中5題が該当する。現場の教員が中心であるため、内容はほとんどが教育・訓練場面で使用する教材・教具(触覚・拡大教材)の作成等に関するもの13)〜16)である。視覚障害者用機器の開発に関するもの等もみられる。
第6回日本ロービジョン(以下LV)学会学術総会と第14回視覚障害リハビリテーション研究発表大会合同会議は連携をテーマに開催された。LV学会員は、眼科医やORT(視能訓練士)が多いため、全体としてはLV者の処遇や検査に関する発表が多い。
指定講義で関連するものは、「ウェブアクセシビリティとスクリーンリーダ」、「音声によるweb活用」、「中途失明と点字指導」など。口頭・ポスタ−発表では、70題あまりのうち、20%程度が視覚・聴覚・触覚を通して情報を得ることの関連している(レンズ・音声・PCなど)。音声を使用するものはPCに関連したものである。最近広く利用されているPDF文書のアクセシビリティに関する報告18)〜20)もあった。また、PCの学習支援に関する報告21)22)もあった。その他は、視覚・聴覚に関連しての基礎的な研究調査等23)〜29)である。LV学会と共催のためか、触覚に関する発表は少ないが、身近な課題である、点眼容器の識別用シールに関する報告30)などもあった。
<日本特殊教育学会第43回大会発表論文集>
- 宮崎善郎・香川邦生、立体と平面との対応関係に関する研究 ー基本形態と点図形との対応関係に注目してー、p590
- 楠林拓、CAD,CAMシステムを利用した児童用触察教材の開発 ハプティックスと形態の関係についての研究、p591
- 増岡直子・佐藤知洋・大内進、立体物圧縮による全盲児の二次元的理解を促すための教材開発と指導実践,p388
- 黒岩聡、視覚障害を持つ生徒に適した理療科模型の作製について、p389
- 大内進・棟方哲弥・増岡直子・佐藤知洋、視覚障害者のための日本の絵画の「触る絵」翻案の試み、p692
- 牟田口辰己、通常の学級で学ぶ盲児の点字教科書ー算数科6年図形領域からー、p693
- 進和枝・牟田口辰己、盲学校点字教科書における点字触読導入教材、p589
- 藤芳衛・澤崎陽彦・村田拓司、司法試験短答式試験のユニバーサルデザイン 点字試験の試験時間延長率の推定とデジタル音声試験の可能性、p711
- 長岡英司・加藤宏、視覚障害学生に対する学習支援事業の試行 ー学習資料の即時的メディア変換ー、p712
- 千葉秀輝・間々田和彦、情報活用能力の育成を図るための指導実践 ー児童生徒の実態をもとに作成したパソコンの指導内容表の活用実践事例・全盲A君の場合ー、p588
- 渡辺文治・渡辺哲也・大杉成喜・澤田真弓・岡田伸一、視覚障害者のための詳細読みの検討 その2 ー教育漢字とそれ以外のJIS第1水準漢字の分析ー、p596
- 伊藤精英・岡本誠・秋田純一・小松孝徳、CyARM 触覚による環境探索支援装置の開発とその応用の可能性,p390
<弱視教育42巻4号〜43巻3号>
- 金子健・千田耕基・大内進・田中良広・澤田真弓・新井千賀子・渡辺哲也・牟田口辰己・鳥山由子・佐島毅・柿澤敏文・太田裕子・加藤俊和・山田毅・柏倉秀克・大旗慎一、社会・理科拡大教科書作成に関する実際的研究(2)、弱視教育43巻第1号p10-18
- 佐藤知洋・増岡直子・久米祐一郎・大内進、「液晶ペンタブレットを用いた弱視児教育用塗り絵評価システム」の活用に関する研究、弱視教育43巻第3号pp10-16
- 近藤邦夫、自作教材ソフトを活用しての指導の工夫、弱視教育42巻第4号pp1-6
- 吉田雅幸、電子辞書を活用した国語学習への取り組みについて、弱視教育42巻第4号pp7-10
- 金子博・伊藤三千代・吉田治、視覚障害教育環境における拡大読書器の研究開発、弱視教育43巻第2号pp6-14
<第6回日本LV学会・第14回視覚障害リハ研究大会>
- 音声ユーザのコンピュータ導入期の指導プログラムの開発、大財誠・氏間和仁・和田浩一
- 音声パソコンのテキストについての検討、小島紀代子山田幸男・羽賀雅世・清水美知子・大石正夫
- PDF 文書のアクセシビリティ 〜Adobe Acrobat7.0によるアクセシブルなPDF 文書の作成〜、山口俊光・渡辺哲也
- 音声ユーザに対するパソコンの基本操作学習用ソフトの開発 〜キーボードによるWindows の基本操作を中心に〜、和田浩一
- 続出発進行! IT キャラバン 〜新移動パソコン教室(IT バス)のご紹介〜、山口里子他
- 盲学校における美術鑑賞教育とコンピューターグラフィックス教育の実態調査、日野あすか
- ロービジョン者の視覚情報処理能力の検討 〜二重課題を用いた評価の試み〜、守本典子・山口知佐子・河本健一郎・和氣典二
- エッシェンバッハ光学製ワークルーペの倍率と作業距離、田辺正明・魚里博・辻一央
- 視野が狭いとき文字を大きくすると読みやすさは改善するか?、鈴木理子・小田浩一
- 移動の改善に関して遮光眼鏡が有効であった一例、山中幸宏・佐々博昭・佐々圭祐・橋本稔
- 視認性の高いマルチメディア教材の作成と評価、氏間和仁・和田浩一・小田浩一
- 視覚障害者の道路横断を支援する手指による触知標示の評価、高戸仁郎・武田真澄・田内雅規
- 点眼容器用識別シールの開発経緯、田尻聡・山本百合子・河嶋洋一・佐渡一成・山縣祥隆
和文論文誌
- 瀧宏文, 八島秀旭, 佐藤亨, 視覚障害者のための高分解能超音波視覚代行システムに用いるハイブリッド方式とセンサの検討, 電子情報通信学会論文誌A,Vol.J88-A No.5, pp.568-576, 2005.
- 山下清司, 長谷川孝明, 視覚障害者誘導用ブロックを用いたM-CubITS歩行者ナビゲーションシステムについて, 電子情報通信学会論文誌A,Vol.J88-A No.2, pp.269-276, 2005.
- 渡辺哲也, 視覚障害者用スクリーンリーダの速度・ピッチ・性別の設定状況, 電子情報通信学会論文誌D-I, Vol.J88-D-I, No.8, pp.1257-1260, August 2005.
- 渡辺哲也, 渡辺文治, 藤沼輝好, 大杉成喜, 澤田真弓, 鎌田一雄, スクリーンリーダの詳細読みの理解に影響する要因の検討―構成の分類と児童を対象とした漢字想起実験―, 電子情報通信学会論文誌D-I, Vol.J88-D-I, No.4, pp.891-899, April 2005.
福祉情報工学研究会
2005年1月
- 渡辺哲也, 視覚障害者向けインタフェースに関する研究−合成音声の話速,ピッチ,性別の設定値に関する調査−, 電子情報通信学会技術研究報告, WIT2004-62, 2005.
- 大森久美子, 松永充弘, 遠藤淳, 菅原昌平, 高橋玲子, 視覚障害者の操作性向上に繋がる読上げ制御方法の提案 −理解促進に繋がる早送りの単位について−, 電子情報通信学会技術研究報告, WIT2004-63, 2005.
- 長岡英司, 加藤宏, 大武信之, 藤井亮輔, 金堀利洋, 小野瀬正美, 重度視覚障害者によるプレゼンテーションの現状, 電子情報通信学会技術研究報告, WIT2004-64, 2005.
- 石川准, 兵藤安昭, , GPSによる視覚障害者歩行支援の可能性と解決すべき問題, 電子情報通信学会技術研究報告, WIT2004-65, 2005.
2005年3月
- 加藤亮一, 青木茂樹, 福永邦雄, 移動カメラの自己位置および移動物体の追跡と視覚障害者に対する危険通知への応用, 電子情報通信学会技術研究報告, WIT2004-68, 2005.
- 山口俊光, 渡辺哲也, 藤沼輝好, 鎌田一雄, 音声対話における漢字の説明表現に関する研究, 電子情報通信学会技術研究報告, WIT2004-73, 2005.
- 渡辺隆行, 安村通晃, 小田浩一, 西本卓也, 視覚障害者の聴覚認知の解明と音声対話への利用に向けて, 電子情報通信学会技術研究報告, WIT2004-74, 2005.
- 杉本雅彦, 川久保賢一, 仙田健, 伊東一典, 清水道夫, 米澤義道, タブレット入力と仮想音響出力を有する視覚障害者用図形伝達システムにおけるペン入力ガイドの改良, 電子情報通信学会技術研究報告, WIT2004-75, 2005.
2005年5月
- 神宮司雄祐, 渡辺喜道, 色の組合せに基づくアクセシビリティ向上のためのWebページ閲覧支援ツール, 電子情報通信学会技術研究報告, WIT2005-1, 2005.
- 金堀利洋, 鈴木昌和, 視覚障害者のためのPDF科学技術文書読み取りシステム, 電子情報通信学会技術研究報告, WIT2005-2, 2005.
- 植野治, 多田順治, 岩田正, 視覚障害者向け点字キーボードの開発, 電子情報通信学会技術研究報告, WIT2005-3, 2005.
- 渡辺哲也, 大杉成喜, 澤田真弓, 山口俊光, 渡辺文治, 岡田伸一, スクリーンリーダの漢字詳細読みに関する研究−児童を対象とした言葉の親密度調査−, 電子情報通信学会技術研究報告, WIT2005-4, 2005.
- 西本卓也, 酒向慎司, 嵯峨山茂樹, 小田浩一, 渡辺隆行, 早口合成音声の聴取実験によるテキスト音声合成の評価, 電子情報通信学会技術研究報告, WIT2005-5, 2005.
- 宮城愛美, 楠瀬敦久, 西田昌史, 堀内靖雄, 市川熹, 指点字会議システムの試作, 電子情報通信学会技術研究報告, WIT2005-11, 2005.
2005年7月
- 西田昌史, 堀内靖雄, 市川熹, 視覚障害者のための意味情報に基づく仮名漢字変換, 電子情報通信学会技術研究報告, WIT2005-23, 2005.
- 松永充弘, 大森久美子, 堀晋久, 菅原昌平, 音声による表の読み上げ手法に関する一提案, 電子情報通信学会技術研究報告, WIT2005-24, 2005.
- 宮地孝明, 前田義信, 牧野秀夫, AHP-GIS外出支援システムにおける移動経路推定, 電子情報通信学会技術研究報告, WIT2005-26, 2005.
- 渡辺哲也, 大内進, 金子健, 山口俊光, 下条誠, 島田茂伸, 面圧力分布測定システムを使った点字読みの触圧測定, 電子情報通信学会技術研究報告, WIT2005-32, 2005.
- 鈴木陽一, 岩谷幸雄, 大内誠, [特別講演]高精度仮想聴覚ディスプレイの構築とその視覚障害者応用, 電子情報通信学会技術研究報告, WIT2005-36, 2005.
2005年10月
- 大島一恵, 西本卓也, 渡辺隆行, 視覚障害者用早口合成音声による慣れの効果, 電子情報通信学会技術研究報告, WIT2005-43, 2005.
- 川根深, 金堀利洋, 山口雄仁, 駒田智彦, Web教材上の数式表示のバリアフリー化, 電子情報通信学会技術研究報告, WIT2005-44, 2005.
- 駒田智彦, 山口雄仁, 川根深, 鈴木昌和, 音声インターフェースと触覚ディスプレーを組み合わせた視覚障害者の新たな科学情報利用環境, 電子情報通信学会技術研究報告, WIT2005-45, 2005.
- 渡辺哲也, 渡辺文治, 岡田伸一, 山口俊光, 大杉成喜, 澤田真弓, スクリーンリーダの漢字詳細読みに関する研究−試作した詳細読みによる漢字書き取り調査−, 電子情報通信学会技術研究報告, WIT2005-47, 2005.
- 後藤大輔, 田村直良, 後藤敏行, 飯田浩平, 倉林有, 2005, 楽譜記述言語MusicXMLから点字楽譜を生成する自動翻訳システム, 電子情報通信学会技術研究報告, WIT2005-48, 2005.
- 岡本明, 坂尻正次, 三好茂樹, 盲ろうの人のコミュニケーションに関する基礎的考察, 電子情報通信学会技術研究報告, WIT2005-49, 2005.
電子情報通信学会 福祉情報工学研究会については研究会のWebサイトをご覧ください。
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論文誌
- 浅川 智恵子, 高木 啓伸, 井野 秀一, 伊福部 達,視覚障害者への音声提示における最適・最高速度,ヒューマンインタフェース学会論文誌,Vol.7, No.1, pp.105-111, 2005.
- 松田康広,佐久間,神保,小林,荒船,磯村恒,指点字の打点法の教示に関する研究〜単音節の打点指と打点位置の教示〜,ヒューマンインターフェース学会論文集, Vol.7, No.3, pp.69-80, 2005.
研究会
- 伊藤政二, 小谷賢太郎, 堀井健, 触覚インタフェースのための皮膚感覚特性の検討−力の弁別閾の測定−, ヒューマンインタフェース学会研究報告集, Vol.7, No.2, 21-24.
- 本多明生, 柴田寛, 行場次郎, 西塔宏二, 岩谷幸雄, 鈴木陽一, 3次元聴覚ディスプレイを用いた聴覚ゲーム練習の転移効果 −実音源定位課題と会話時のFace contactに及ぼす影響−, ヒューマンインタフェース学会研究報告集, Vol.7, No.2, 65-70.
- 石井宏長, 印出政矢, 大倉典子, 視覚障碍者向けゲームの開発, ヒューマンインタフェース学会研究報告集, Vol.7, No.5, 23-26, Dec. 2005.
- 渡辺隆行, 梅垣正宏, 植木真, 安藤昌也, 表あい, 村岡雅子, 日本の視覚障害者用ウェブ利用ソフトの機能調査, ヒューマンインタフェース学会研究報告集, Vol.7, No.5, 27-32, Dec. 2005.
- 中村広幸, 山田肇, 安藤昌也, 山口翔, 高齢者, 色覚障害者にとっての色彩空間はどうあるべきか, ヒューマンインタフェース学会研究報告集, Vol.7, No.5, 33-38, Dec. 2005.
シンポジウム 2005
- 中野泰志, 井手口範男, 布川清彦, 金沢真理, 視覚障害者の路地横断における車両音の効果−ハイブリッド車とガソリン車の音響比較−, ヒューマンインタフェースシンポジウム2005論文集, 523-528, 2005.
- 井手口範男, 中野泰志, 布川清彦, 眼球運動をインタフェースとした自動視野測定手法の開発, ヒューマンインタフェースシンポジウム2005論文集, 529-534, 2005.
- 布川清彦, 中野泰志, 井手口範男, 液晶パネルの視認性を評価するための低視力シミュレータの開発, ヒューマンインタフェースシンポジウム2005論文集, 535-540, 2005.
- 堀尾寛, 和田親宗, 盲ろう者のためのコミュニケーション支援装置の開発−温度刺激による仮現運動特性−, ヒューマンインタフェースシンポジウム2005論文集, 567-570, 2005.
- 大河内直之, 中野泰志, 井手口範男, 布川清彦, 新井哲也, 盲ろう者の電話利用に関する事例研究−利用実態と求められている機能の分析−, ヒューマンインタフェースシンポジウム2005論文集, 639-644, 2005.
- 渡辺哲也, 大杉成喜, 澤田真弓, 山口俊光, 渡辺文治, 岡田伸一, スクリーンリーダの詳細読みによる漢字書取り調査−成人を対象とした調査−, ヒューマンインタフェースシンポジウム2005論文集, 229-232, 2005.
- 井上謙次, 持田徹, 煙山薫, 市丸朋史, 石黒稚文, 中嶋鴻殻, 視覚障害者のための日本語音声プラウザの標準的モデルの提案, ヒューマンインタフェースシンポジウム2005論文集, 233-236, 2005.
- 谷井通世, 篠原正美, 下条誠, 島田茂伸, 清水豊, 重度視覚障害者用ダイレクトマニピュレーション型触覚ディスプレイの操作特性, ヒューマンインタフェースシンポジウム2005論文集, 237-240, 2005.
- 前田義信, 小熊隆史, 石黒隆志, 宮川道夫, 玉木徹, 堀潤一, 注視点追跡機能を有する電子拡大読書器の検討, ヒューマンインタフェースシンポジウム2005論文, 241-244, 2005.
- 神祐介, 村上存, 多様な色覚特性に対する識別性を考慮した色のユニバーサルデザイン手法, ヒューマンインタフェースシンポジウム2005論文集, 244-248, 2005.
- クーパーエリック, 山本宏紀, 松山高明, 福永義昭, 亀井且有, 篠田博之, カラーバリアフリーウェブページデザインのためのデザイン構成を保持する色彩再配置システム, ヒューマンインタフェースシンポジウム2005論文集, 249-252, 2005.
- 小山慎哉, 西村拓一, 矢入(江口)郁子, 猪木誠二, 音声による視覚障害者用地図の表現, ヒューマンインタフェースシンポジウム2005論文集, 253-256, 2005.
- 塩瀬隆之, 伊藤精英, 間々田和彦, Shigueo Nomura, 土永将慶, 野島弥一, 川上浩司, 片井修, 2つの移動音源間の横断可能性知覚訓練システム, ヒューマンインタフェースシンポジウム2005論文集, 257-260, 2005.
- 田中正太郎, 前田義信, 宮川道夫, 武田紗路, 青柳真人, 玉木徹, 堀潤一, 電子拡大読書器のための注視点情報活用法の検討, ヒューマンインタフェースシンポジウム2005論文集, 845-848, 2005.
- 鈴木百合子, 坂井忠, 触力覚提示装置による3次元仮想空間のポインティングにおける提示法の検討, ヒューマンインタフェースシンポジウム2005論文集, 809-812, 2005.
ヒューマンインタフェース学会について詳しくは同学会のWebサイトをご覧ください。
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論文誌
- 雨宮,智浩; 広田,光一; 廣瀬,通孝,筒型点字入力インタフェースの開発と評価, 情報処理学会論文誌, Vol.46, No.7, pp.1701-1710, July 2005.
- 島田茂伸, 篠原正美, 清水豊, 下条誠, 触覚GUI装置の補正方法および触地図への応用, 日本バーチャルリアリティ学会第10回記念大会論文抄録集, 39, 2005.
- 大内誠, 岩谷幸雄, 川崎浩一, 鈴木陽一, 高精度聴覚ディスプレイ技術による3次元音ゲーム, 日本バーチャルリアリティ学会第10回記念大会論文抄録集, 94, 2005.
日本バーチャルリアリティ学会について詳しくは同学会のWebサイトをご覧ください。
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第31回大会
- 関喜一, 佐藤哲司, 3Dサウンドを用いた視覚障害者用聴覚空間認知訓練システム(第2報), 第31回感覚代行シンポジウム, pp.1-4 2005.
- 宮本真, 原田哲也, 視覚障害者に対する3次元音響を用いた単独歩行支援システム, 第31回感覚代行シンポジウム, pp.5-8 2005.
- 武田真澄, 渡辺陽子, 高橋了子, 田中雅規, 線状ブロックの方向指示機能に関する定量的検討, 第31回感覚代行シンポジウム, pp.9-12 2005.
- 吉田洋美, 田中雅規, 視覚障害者が道路横断前に利用する方向定位の手がかりとその変遷, 第31回感覚代行シンポジウム, pp.13-17 2005.
- 田中雅規, 中村孝文, 大倉元宏, 中川幸士, 長岡英司, 新しく開発した視覚障害者用道路横断帯の突起形状の設計と歩きやすさの評価, 第31回感覚代行シンポジウム, pp.19-22 2005.
- 大倉元宏, 杉山尭, 菅野淳, 田中雅規, 中村孝文, 中川幸士, 長岡英司, 新しく開発した視覚障害者用道路横断帯における点状縦線突起の効果の検討, 第31回感覚代行シンポジウム, pp.23-26 2005.
- 中村孝文, 田中雅規, 大倉元宏, 中川幸士, 長岡英司, 新しく開発した視覚障害者用道路横断帯の突起形状と車いす通過時の振動, 第31回感覚代行シンポジウム, pp.27-30 2005.
- 末田統, 視覚障害者の自立移動を支援する機器・システムについて, 第31回感覚代行シンポジウム, pp.31-38 2005.
- 瀧口昭彦, 岡光彦, 小菅浩揮, 画像認識技術を活用した視覚障害者向け音声案内システム―視覚障害者にやさしい画像認識方式, 第31回感覚代行シンポジウム, pp.39-45 2005.
- 深谷透, 早坂匡, ビープ音を用いた点字楽譜の演奏II―点字楽譜初級者のための学習支援プログラム, 第31回感覚代行シンポジウム, pp.47-50 2005.
- 木村陽子, 豊田信之, 後藤拓志, 安河内尊士, 松本三千人, 家永貴史, 柴田雅博, 音声地図(オーディトリーマップ)の一考察, 第31回感覚代行シンポジウム, pp.51-55 2005.
- 家永貴史, 松本三千人, 豊田信之, 木村陽子, 後藤拓志, 柴田雅博, 安河内尊士, 遠隔からの支援と音声地図を併用した視覚障害者用歩行支援システム, 第31回感覚代行シンポジウム, pp.57-60 2005.
- 阿曽沼樹, 箱崎直樹, 松本三千人, 和田親宗, 視覚障害者のための歩行支援装置の開発―風刺激による距離情報の呈示, 第31回感覚代行シンポジウム, pp.61-65 2005.
- 長岡英司, 全盲者による描画・作画の可能性に関する考察―Java言語の活用, 第31回感覚代行シンポジウム, pp.67-72 2005.
- 前川満良, 米光潤郎, 小野正貴, 伊藤啓, 田中陽介, 高橋哲郎, 色覚バリアフリーのためのチェックモニターの開発, 第31回感覚代行シンポジウム, pp.73-76 2005.
- 大倉元宏, 菊池充, 松井俊一, 中川幸士, 城内博, 最近の情報技術と視覚障害者の認知度―GHS導入に向けた化学品の危険有害性情報伝達手段の検討, 第31回感覚代行シンポジウム, pp.77-80 2005.
- 堀尾寛, 和田親宗, 盲ろう者のためのコミュニケーション支援装置の開発〜仮現運動と冷覚との関係, 第31回感覚代行シンポジウム, pp.81-84 2005.
- 森英雄, 中田貴映, 神山洋一, 万博に出展した次世代インテリジェント車いすについて, 第31回感覚代行シンポジウム, pp.91-96 2005.
- 大墳聡, 佐々木信之, 長谷川貞夫, RFIDと体表点字による歩行支援システムの開発, 第31回感覚代行シンポジウム, pp.97-100 2005.
- 金子健, 大内進, 岡本原正, グラフィック出力に特化した点字プリンタの改良, 第31回感覚代行シンポジウム, pp.101-105 2005.
- 土井幸輝, 天野真衣, 藤本浩志, 和田勉, 触知案内図に用いられるドットパターンの粗密間隔特性に関する研究, 第31回感覚代行シンポジウム, pp.107-110 2005.
- 土井幸輝, 小玉千明, 藤本浩志, 和田勉, 触知記号のサイズが識別容易性に及ぼす影響に関する研究, 第31回感覚代行シンポジウム, pp.111-114 2005.
- 山田毅, 大内進, 液晶タブレットを活用した立体地図の指導, 第31回感覚代行シンポジウム, pp.115-119 2005.
- 塩坪いく子, 点字に変わる新文字(線字)の開発・研究:速度と正確さを指標とした上達曲線, 第31回感覚代行シンポジウム, pp.121-122 2005.
- 長尾高明, 和氣典二, 和氣洋美, 能動触における形の知覚, 第31回感覚代行シンポジウム, pp.123-125 2005.
- 筒井宏臣, 葮田貴子, 和氣典二, 和氣洋美, 触覚における変化検出課題への視覚的手掛かりの影響, 第31回感覚代行シンポジウム, pp.127-130 2005.
- 伊藤納奈, 佐川賢, 三谷誠二, 岩田朋巳, ロービジョン者を対象としたコントラスト感度及び色の類似性領域の計測, 第31回感覚代行シンポジウム, pp.157-159 2005.
- 篠原正美, 植野洋平, 清水豊, 触知ピン先端形状が単純図形の触知に及ぼす影響, 第31回感覚代行シンポジウム, pp.161-169 2005.
- 篠原正美, 島田茂伸, 下条誠, 清水豊, 直接操作型触覚ディスプレイの接触位置推定精度改善方略, 第31回感覚代行シンポジウム, pp.171-177 2005.
- 谷井通世, 篠原正美, 下条誠, 島田茂伸, 清水豊, ダイレクト操作型触覚ディスプレイの基本機能実現に向けた試行, 第31回感覚代行シンポジウム, pp.179-182 2005.
- 大内進, 金子健, 白石幸雄, 触覚・聴覚活用型電子案内盤の開発, 第31回感覚代行シンポジウム, pp.182-188 2005.
- 島田英昭, 北島宗雄, 政倉祐子, 永井聖剛, 熊田孝恒, 関喜一, 奈良雅子, マルチメディアを利用した理解しやすい防災避難マニュアルのデモ版の作成とその応用可能性, 第31回感覚代行シンポジウム, pp.189-193 2005.
- 島田英昭, 北島宗雄, 政倉祐子, 永井聖剛, 熊田孝恒, 関喜一, 奈良雅子, マルチメディアを利用した理解しやすい防災避難マニュアルのデモ版の作成とその応用可能性, 第31回感覚代行シンポジウム, pp.189-193 2005.
- 政倉祐子, 永井聖剛, 熊田孝恒, 島田英昭, 関喜一, 奈良雅子, 北島宗雄, 防災避難マニュアルの内容理解を促す注意喚起効果に関する心理学的検討, 第31回感覚代行シンポジウム, pp.195-199 2005.
- 吉本直美, 和気典二, 和気洋美, 安間哲史, 高齢視覚障害者のQOLについて, 第31回感覚代行シンポジウム, pp.201-204 2005.
感覚代行シンポジウムについて詳しくは感覚代行研究会のWebサイトをご覧ください。
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