ウィスコンシン大学における障害学生の支援

McBurney障害リソースセンター

■ 概要

 ウィスコンシン州立大学マジソン校は,19の学部と大学院を備えた総合研究大学で,2002年秋期の学生数は41,507人である。ここで障害学生として支援サービスを受けている学生数は807人おり(2002‐2003年度),全学生に占める割合は約2%となる。この数年,障害学生の半分強を占めるのが学習障害者で,次に多いのが心理的障害のある学生である。心理的障害には,うつ病などの気分障害や人格障害などDSM-IV(米国精神医学会による精神疾患の分類と診断の手引き第4版)に記された症状が含まれる。20年前に同センターが発足したときは学習障害も心理的障害も全く登録がなかったが,この種の障害の認知が進むに連れ,その数は身体障害者を大幅に上回るようになった。ほかに,薬物・アルコール障害,一時的な障害にも対応している点が特徴である。視覚障害・肢体不自由・聴覚障害を足し合わせた数は,2002-2003年度は95人であった。学内には障害学生の支援を専門とする部署「McBurney障害リソースセンター」がある。その主なサービスは,ノートテイク,リアルタイム字幕,手話通訳,各種電子ファイル,点字,触図,録音テープ,拡大読書器の利用,といった授業及び教材へのアクセスの保障である。

 詳しい情報については,下記の発表論文をご参照下さい。入手が困難な方は,渡辺までお問い合わせ下さい。

McBurneyセンター外観 McBurneyセンター所長 L. Trey Duffy氏

左から順に,写真1:McBurneyセンター外観,写真2:McBurneyセンター所長 J. Trey Duffy氏

■ 発表論文等

■ インターネット情報


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Last updated: 2005年11月27日
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